コラム
対面キッチンについて
ヒアリングをする際に、キッチンに関する要望や使い方を聞くと、9割近く対面キッチンを希望されます。
では、対面キッチン希望される方はどのようなメリットを感じているのでしょうか?
目次
1.対面キッチンを希望する理由3選
①料理を作りながら対面して子供の様子を確認することができる
②料理の出し入れや後片付けなどの配膳のしやすさ
③料理をしながらテレビを見る
あとちょっと特殊な例で、火を使って料理する姿を見せるために、対面キッチンにするという建築家の方もいらっしゃいました。
2.なにと「対面」したいかで、キッチンの形式や間取りが変わる
対面キッチンを採用するときに
多いキッチンの形があります、それが、ガス代とシンクと作業台が1列になったI型キッチンです。
この場合、キッチン·ダイニング·リビングが1列に並ぶ図のような間取りになることが多いようです。
しかしながら、自分が何と対面したいのか?によって、キッチンと対面する先の配置が換わってきます。
まず子供の様子を確認することを目的とするならば、このプランのように、和室で遊ぶ状況や、キッチン脇のカウンターで宿題をさせるなど、いろんな角度に子供の状況が見渡せるほうがいいと思います。
次に料理の出し入れや後片付けなどの配膳のしやすを重視するならば、このプランのようにL型キッチンとテーブルの間に作業台を配置して、料理の下ごしらえから、この作業台で行うようにするという配置の仕方もあります。
次にTVを見ながら料理をしたいのであれば、このようにテーブルの先にTVがくるようにして、キッチンとTVの距離を近づけるという配置がいいかもしれません。
このように自分が何と対面したいかと言う事によって、選ぶキッチンの形式や対面する部屋の構成が変わってきます。
3.ガス台とシンクと作業台の関係を考える
このほかにキッチン自体も、ガス台とシンクを分離して使う方法もあります。
例えばテーブルにいる子供と向かい合いたい場合などは、子供の宿題を見る時間などは、キッチンに立って、下ごしらえをしたり食器を洗ったりしている時間がメインになると考えられます。
実際ガス台に立って調理している間は、子供の宿題を見ると言う事は難しいですから、対面するキッチンは、シンクと作業台があれば良く、ガス台は壁側についていてもいいという事なります。
こういう場合は、少し費用はかかりますが、ガス台とシンクの分離型の方が、動線的に使いやすいかもしれません。
4.「ソト」や「壁」に向かい合うのも「対面」キッチン?!
あと壁際にキッチンを配置する場合もあります。
壁に窓を設け家の外に植栽をしておけば、外の緑と対面することができる対面キッチンといえるかもしれません。
そして壁際に向かって黙々と料理を作る。
これもある意味自分と対面している対面キッチンと言えるかもしれません(笑)
皆さんは、どんな対面キッチンをのぞみますか?