メニュー

津久礼の家

津久礼の家|(熊本県菊池郡菊陽町)

天井を低く抑えた落ち着きの中に、引き戸を開け放つと外へとひらける伸びやかさ。
小さくつくって大きく暮らす、そんな住まいです。

リビングに落ちる光。低い天井と陰影が、安心感をつくります。

 

3つのご要望

  • 緑に囲まれて暮らすこと
  • 小さな家でおおらかに暮らすこと
  • 笑顔で暮らすことのできる家
  •  

設計の考え方

“コンパクトでありながら、豊かに暮らせる家”。天井の高さはあえて 2,100 mm を基本に抑え、落ち着きと包まれるような安心感を大切にしました。
一方で、リビングの木製引き戸を開け放つとデッキにつながり、外の空間へとひらける構成に。低い天井との対比が、むしろ伸びやかな広がりを感じさせてくれます。

障子の柔らかな光。低い天井と相まって、穏やかな時間が流れます。
ダイニングは落ち着いたスケールに。引き戸越しに外との気配がつながります。

 

伊礼智さんの設計作法

施主様は建築家・伊礼智さんの大ファン。伊礼智さんの設計理念を取り入れている当社を見つけてご依頼いただきました。素材の選び方、光の取り込み方、そして空間の余白にまで、その思想の余韻を感じられる佇まいをめざしました。

限られた面積でも、視線の抜けや天井高、窓の配置によって、広がりと開放感を生み出します。家族が自然と集まり、会話が生まれる。そんな「居場所」としてのリビングダイニングをめざしました。

 

造作の洗面と、暮らしの余白

洗面は造作。お気に入りの家具を置いたり、季節の絵を掛けたりできる小さな「居場所」を用意しました。日々の所作がたのしくなるように。

深い軒と木製建具。外部空間が暮らしに寄り添う。控えめな表情の外壁と、庭へと続く縁側。

 

これから育つ、緑の景色

植栽はこれから。数年後には、家を包み込むように緑が育ち、季節の移ろいとともに表情を変えていきます。
この家の本当の完成は、数年後。暮らしとともに、ゆっくりと育っていきます。

  •  
  •  
  •  
  •  

関連記事
  • 平山の家

  • 羽犬塚の家

  • 益城の家

  • 保田窪の家

  • 板楠の家

この記事をシェア
LINE