益城の家
益城の家
床面積:19坪|UA値:0.46(G2グレード)|耐震等級3
「益城の家」は、延床19坪という限られた面積の中に、心地よさと機能性を丁寧に織り込んだ住まいです。
南面の大開口からは明るい光が差し込み、畳の間へとつながる視線の抜けが、空間に広がりと奥行きをもたらします。
空間に「間」をつくる
わずか3帖ほどの畳の間は、床を一段上げ、天井を低く抑えることで、空間に変化と落ち着きを与えています。
障子越しのやわらかな光と、足触りの良い畳が、小さな空間を豊かな居場所へと変えています。
各部屋の収納扉には木目の美しいシナ合板を用い、空間全体の統一感を生み出しています。
落ち着いたグレーの和瓦屋根に、白いそとん壁の外壁。
そこに、杉板の鏡板がアクセントとして加わり、シンプルながらも豊かな陰影を生む外観デザイン。
瓦屋根の深い軒は、夏の日差しを遮りつつ、冬にはやわらかい光を室内へと導きます。
素材それぞれが持つ表情が、時間とともに美しく変化していく、飽きのこない佇まいです。