設計作法
永く飽きのこない住まいをつくる。
石貫工務店が提案するのは、流行やそのときの趣味趣向に左右されない永く飽きのこない住まい。使い勝手がよくストレスを感じない動線や、窓を開けたときに気持ちよく視線・風が抜ける開口部。一見すると地味に思われるかもしれませんが、何気ない暮らしのなかでその良さがじわじわと伝わってくる、そんな木の家をつくります。
敷地調査とヒアリング
「建替え・土地所有」か「土地から購入」かによって計画の内容も変わってきます。土地から購入される場合には、土地のご紹介もいたします。土地探しとヒアリングを並行して進めることで、どの土地であれば理想の家を建てることができるのかアドバイスも可能です。ご要望いただければ現地へ赴き一緒に確認も致します、お気軽にご相談ください。
配置計画とゾーニング
「道路から玄関への通路に自室の窓が面しているため、外からの視線が気になっていつもカーテンを閉めている…」「玄関からトイレや脱衣室の扉が見えるため、来客の際にトイレに行ったりお風呂に入ったりするのが気まずい…」 これはプライベート動線とパブリックな動線が交差しているために不便な生活を強いられている例です。 私たちは、適切な空間の配置計画を行い、このような不便な生活を解消するプランのご提案をしています。
空間の構成と素材感
ちいさくても構わない部屋はちいさくつくり、その分をLDK空間にまわして広くつくる。低い天井と高い天井を組み合わせて空間を広くみせる。…そうしてコンパクトにまとめることで、余った予算を自然素材や断熱性能を上げることに使うことができます。また室内の気積が小さくなることで温熱効率も向上し、家計にもやさしい住いをつくることができるのです。
広さを感じるひと手間
景色の抜ける位置に窓を配置し、窓際に心地よい居場所をつくる。
壁にせず格子状にすることで、空間の抜けや風の流れを遮らない。
造りつけ建具を天井の高さに揃えることで、扉を開けた時に視線が抜ける。
廊下の幅を利用してカウンターを設け、ちょっとした居場所をつくる。
素材感
アルミの雨戸を杉板で仕上げることで、無機質な印象を隠し、手づくり感を出す。
気候にあわせて軒や庇を出す。夏の日差しを遮り、雨から外壁を守る。
床材や天井材には、光をやさしく反射する無垢材を使用する。
障子など伝統的な要素も現代風に手を加えることで、違和感なく空間に溶け込む。