庭づくり
緑をまとうという身だしなみ
家に庭と書いて「家庭」と読みます。つまり、庭があってはじめて住まいが成立するということです。石貫工務店では、家を設計するにあたって庭も一緒に設計します。窓から見える景色はもちろん、外からの視線の遮り、植物が生み出す微気候に至るまで、緑がもたらす効果は計り知れません。
そしてなにより、緑をまとうことで、住まいははじめて裸でなく、服を着た状態になります。
家を建てる人の身だしなみとしても、庭づくりも一緒に考えてみてください。
みどりの効用
暮らしに潤いを与えてくれます。
春の青々とした葉や夏の木陰、秋の紅葉、冬の落葉した樹形の美しさなど、四季を通じて自然を間近に感じることで、感受性をゆたかに育むことができます。お子様のいらっしゃるご家庭であれば、なおさらのことです。
建物がより引き立ちます。
住まい手が愉しむ庭だけでなく、街並みを考えて道路側にもぜひシンボルツリーになるような木を植えていただきたいと思うのです。建物が引き立つことはもちろん、通りを行き交う人たちにも潤いをお裾分けすることができます。緑をまとう住まいがその地域の景色の一部をつくっていきます。
よく使用する樹種
シマトネリコ
常緑高木 ／ 濃緑の美しい小葉と、軽やかな樹形がシンボルツリーとして人気。寒さにはやや弱いが丈夫で育てやすく、生長が速い。日陰でも育つ。
アオダモ
落葉高木 ／ 枝が細くて樹形が美しく、落葉後も絵になる。大きくなると幹にシラカバのような白い模様が現れる。半日影でもよく育つ。
ソヨゴ
常緑高木 ／ 常緑樹の中では葉色が明るく、庭の雰囲気を暗くすることがない。葉が風にそよぐ葉擦れの音が名前の由来。半日影で育てる。
モミジ
落葉高木 ／ 秋を彩る代表的な樹木。手を掛けずとも美しい樹形を保つことができる。葉焼けを防ぐため半日影に植えると美しく育つ。